議論状況の報告

高級実務者会合から、各種専門会合などの議論状況の報告を受け、主要議題をAPECの基本理念である“貿易投資自由化”として、地域経済統合や、世界貿易機関(WTO)交渉への貢献といった議論を行って、議長声明を提出します。そして、共同声明としてその結果を発表します。オーストラリア・シドニーで1996年に第1回会合が開催されて以降、通常2年ごとに開催されており、2010年で9回目となります。 APECで開催されている、「貿易担当大臣会合」と「エネルギー大臣会合」について紹介します。この会合は、春?夏の間に開催され、その年に行われる議論の方針を決定する重要会議です。この貿易担当大臣会合は、1994年にインドネシアのジャカルタで開催されてから、ほぼ毎年開催されています。 「エネルギー大臣会合」(EMM=APEC Energy Ministers'Meeting)は、エネルギー需要の増加が世界で最も期待される、アジア太平洋地域の国・地域のエネルギー政策担当大臣が行う会議です。そして、2010年で16回目の開催となります。ただし、1995年は開催されませんでした。 近年では、(1)災害などの緊急時の対応助長や、原油価格の安定化といったエネルギー安全保障、(2)省エネルギー実現を目指す政策の推進、(3)再生可能エネルギー導入の促進、などを議論しています。エネルギー作業部会に指示を出して報告を受け、アジア太平洋地域での新たなエネルギー政策と、その実施に関する議論を行っています。「貿易担当大臣会合」(MRT=Meeting of APEC Ministers Responsible for Trade)は、アジア太平洋地域における貿易担当大臣が行う会議で、その貿易額は世界の約半分を占めています。